【剣盾S5】今期スタメン落ちした御三家ポケモン
こんにちは。ダブルバトルの奥深さ・難しさを日々肌で感じている御三家統一使いです。
さっそくですが皆さん、こんな経験はないでしょうか。
『実戦投入してみたけど途中でパーティから抜けちゃった』
型・調整を閃いた時は強いと思っていても、いざ実戦となると想定していた動きをしてくれない・中々選出できない……。その結果ボックスのお留守番になっているポケモンは誰しも必ずいるはずです。
今回はタイトルのとおり、私が剣盾シングルS5で最終3桁になるまでの過程で、
採用したけどスタメン定着には至らなかった御三家ポケモンを紹介したいと思います。
スタメン落ちというくらいですから、中には自信を持って強いとは言えないポケモンも正直います。しかしそれと同じくらい可能性のあるポケモンもいると考えています。
これをご覧いただいている皆さまの閃きの一助になれば幸いですので、肩肘張らずゆる〜い感じで読んでいただければと思います。
強かったんだけど抜けちゃった部門Best3
第3位
みがわりビルドエースバーン
@チイラのみ
せいかく:いじっぱり
とくせい:もうか
わざ
かえんボール
ふいうち
ビルドアップ
みがわり
調整
AS252
H4
前期以前で結果を残しているビルドチイラのエースバーン。その強さは保証されているところですが…
◯抜けた理由
・パーティが強烈に水・火ロトムを呼び込んだため、みがわり+ビルドにかけた2ターンに対するリターンが少なくなってしまう試合が多かった
・とくしゅ型の顔をして後出しされるドラパルトに対してダイマックスまで考慮するとこちらもダイマックスせざるを得ず、結局みがわりのHP分が無駄になることが多かった
積みわざにかけるターンとそのリターンの釣り合いを取るのに非常に繊細なプレイングを要求されるポケモンで、環境・パーティとの兼ね合いが上手くいかなかったのが理由かなぁ、と思います。
こういう経緯から、ある程度雑に扱っても即勝ちも即負けもないタスキエースバーン採用に至ったというわけです。
第2位
チョッキミラコカメックス
せいかく:ずぶとい
とくせい:げきりゅう
わざ
ねっとう
こごえるかぜ
ボディプレス
調整
HB252
S4
採用の意図はスタメンのオボンカメックスと同じく火ロトム対策でした。ボディプレスの威力を高めること・ギャラドスのたまダイソウゲンを耐えられることからずぶといでの採用となりましたが…
◯抜けた理由
・ロトム使いのダメージ感覚が想定以上に正確で、チョッキ持ちがバレる。ボルトチェンジでダメージを入れた段階でチョッキ=ミラーコートの方程式が成立しやすく、反射ダメージが最小限になるような立ち回りで切り返された
・一発目のミラーコート後の起点回避能力があくびに比べて弱かった
ミラーコート反射ダメージ+ボディプレスでラプラスやナットレイなどを倒せた試合もあり、性能そのものは全く悪くないと思っています。想定局面をしっかり詰めて採用すれば良い活躍をしてくれる可能性が十分にあるでしょう。
もし将来的に過去作わざが解禁となるのであれば、カウンター・ミラーコート両立のカメックスはかなりの力を出せるポケモンになれるのでは…ということをここに添え書いておきます。
第1位
タスキゴリランダー
せいかく:ようき
とくせい:しんりょく
わざ
ドラムアタック
はたきおとす
やどりぎのタネ(orおたけび)
こわいかお
調整
A252
S最速ギャラドス+1になるように
残りH
性能自体は文句なく強いです。こわいかおによってトゲキッス・ギャラドスとの対面からダイジェット後も1ターン自由な行動を取ることができます。
交代際のすりぬけドラパルトにもドラムアタック→はたきおとすの流れが強いですし、ミミッキュ対面もドラムアタックの連打が安定します。
メインウエポンを撃ってるだけで簡単に起点が作成できてしまうことに加え、その性能は隠れとくせい・グラスメイカーの解禁でさらに強化されることが予想されますが…
◯抜けた理由
・フシギバナと併せて草2体の構成にしていたため、相手の初手水ロトム率を下げて初手トゲキッス率を上げた。
何度も書きますが性能は文句なし、環境上位への刺さりと考慮されなさもGoodです。対面構築系、積み展開系チームの先発要員としてはかなり信頼できるでしょう。スタメン落ちになってしまったのはチームとの相性を考えず投入してしまったトレーナーの責任に他なりません…。
これは弱い…抜けても仕方ない…部門Best3
第3位
ふるいたてるインテレオン
@ヤタピのみ
せいかく:おくびょう
とくせい:げきりゅう
わざ
ねっとう
ふるいたてる
みがわり
調整
H20 HP4n調整
S252
残りC
第7世代の水Zゲッコウガを元にした型。某実況者の方も使用されていた時期がありましたが…
◯抜けた理由
・ドラパルトに弱すぎる。みがわりのターンに後出しされるだけでみがわり分のHPが無駄になる。極論ドラパルト無しのチームにしか出せないけどそんなチームは珍しすぎる。
・ミミッキュに弱すぎる。ダイマックスターンを稼がれる・つるぎのまい+かげうちで縛られる・その上こちらの後続もミミッキュが受からなくなるの三重苦。
・スカーフ持ち、先制わざ持ちに弱すぎる。ヤタピとげきりゅうありきの火力なのにその圏内の残りHPだと何も攻撃を耐えられない。
などなど、選出もしづらければ選出できても他の2体の負担が重くなるという、環境トップ相手に安定して勝てることを目標としたチームには、性能が合っていないと感じたポケモンでした。
第2位
からをやぶるカメックスver.物理
@ラムのみ
せいかく:いじっぱり
とくせい:げきりゅう
わざ
からをやぶる
調整
S76 → からをやぶる1回で最速ドラパルト抜き抜き抜き
A252
残りH
一時期火ロトムナットレイカビゴンみたいな並びにめちゃくちゃ遭遇し、どうしても許せなくなって考案した深夜テンションポケモン。一応御三家ポケモンで上記3匹をまとめて叩こうと思ったら最善っぽいポケモンですが…
◯抜けた理由
・からをやぶるで下がった耐久が思いの外ネックだった。カビゴンのあくびで切り返されないように、しろいハーブではなくラムのみを持たせていたが、ダイマックス同士が打ち合う展開に滅法弱かった。
・きあいのタスキ持ちに弱かった。からをやぶるアタッカーの宿命はこのポケモンにとっても例外ではなかった。
調整・わざ構成的にチームのエースになるポケモンで、基本的な動かし方がしっかり決まっているようなチームの補完に入れるポケモンではありませんでした。ステロ持ちやかべ展開のお供が必須だと思います。
一応、
①からをやぶるカメックスはとくしゅ一択という先入観のウラをつけること
②もし専用キョダイマックスの追加効果が、リザードンのキョダイゴクエンと同じような定数ダメージになるならきあいのタスキ対策が自身で完結すること
を考えれば、将来ワンチャン再登板ある、かも…?
第1位
みがわりビルドエースバーン
@バンジのみ
せいかく:ようき
とくせい:もうか
わざ
かえんボール
ふいうち
ビルドアップ
みがわり
調整
H164 → いじっぱりたまパッチラゴンの後攻でんげきくちばしをビルドアップ1回で2耐えかつHP実数値4n調整
S196 →最速110族抜き抜き
残りA
時期的にはパッチラゴンの対処法が見つからず、パッチラゴンやカビゴンを逆にハメて一気に試合を決められないかと考えていた頃に考案した型。わざ構成も動かし方もビルドチイラエースバーンと同じですが…
◯抜けた理由
・火力も耐久も中途半端だった。ビルドチイラエースバーンの『みがわりのターンが無駄になる』現象をよりひどくした感じだった。
・ピンチベリーが絶妙に合っていなかった。発動時に自動的にHPがもうか圏外となるため、欲しい時に欲しい火力を取り出せなかった。
今期はみがわりを持たせたポケモンでかなりの数失敗を重ねたのですが、このポケモンはその悪いところ全てが集まっていて、我が勉強不足ここに極まれり…といった感じです。
他のポケモンと違ってワンチャンもない(こっちがあるならビルドチイラの方がもっとある)ので、堂々の1位・戒めの念を込めてここに発表した次第です…。
いかがだったでしょうか?
私自身が『成功体験のウラ話』みたいなものが好きで、なら自分から発信してみようと思って作成してみました。
誰にでもあることとは言え、自分の失敗談を公開しているわけで、こういうのは少し恥ずかしいですね…。
ただ、6世代の鬼羽ファイアロー、7世代のABミミッキュ・メンヘラミミッキュなどの革新的なポケモンたちも、こうしたトライアンドエラーの上に登場してきたポケモンたちなのかもしれません。
この記事がそんな発明の着想の1%にでもなれば、そうでなくともここまで読んでいただいた貴方の良い暇潰しになっていれば、私としてはとても光栄な思いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!