「ひこうタイプがつらい…」って話
皆さんこんにちは。
突然ですが、次に掲げるポケモンのタイプ、一体何を表しているか分かりますか?ヒントは御三家統一
いわ
どく
ひこう
正解は、
「剣盾環境(DLC未解禁)において、御三家統一パが半減以下で受けられないわざのタイプ」
です。
これらのタイプにおいて…
①いわタイプ
シーズン5トップ30位(シングル)において、タイプ一致で使えるのはバンギラスのみ。その他有名どころでは、
セキタンザン
カジリガメ
など、複数のポケモンから一貫を作られるかわりに、こちらからも複数のタイプで弱点を突いてやることが可能です(迂闊にバンギラスに触ることは危険ではありますが)。
②どくタイプ
いわタイプと同様、トップ30位以内にはドヒドイデのみランクイン。他にはストリンダーなどのポケモンもいますが、どちらにせよどくタイプの攻撃わざを所持している割合が極端に低く、現実的なところではフシギバナのヘドロばくだんくらいまでを考慮していれば十分に思います。
③ひこうタイプ
さて本題です。①②と同じ視点からひこうタイプを見てみるとどうでしょうか。
トップ5以内には常にトゲキッス、そのすぐ下にはアーマーガアやギャラドスが続き、最近評価を取り戻してきたリザードンもランクイン(これは御三家統一使いとして半分喜ばしいことではありますが…)。ランク外にもウォーグルやルチャブルといった油断ならないポケモンが跳梁跋扈しています。 ・・・(☆1)
更に厄介なことに、御三家統一パは現状ひこうタイプに対してタイプ一致で弱点を突くことができません。上に挙げたポケモンへの有効打はそれぞれのサブタイプに依存することになり、個々で異なった対策を用意してやる必要が出てきます。
トゲキッス対策をガッチガチにしてやりたいけれど、そうするとギャラドスに出会うと何も出来ずに負けてしまう。ギャラドスを対策するとトゲキッスに〜…という風な感じです。
いっそのこと
「ひこうタイプは◯◯一強」
となってくれればまだ対策も立てやすいのですが、気分は遊戯王で征竜も魔導も対策しなきゃいけないメタビート使いです。・・・(☆2)
更に更に、このポケモンたちがダイマックスして使うダイジェットが非常に強力です。ただでさえ全員に等倍以上で威力130がとんでくるのに加え、追加効果ですばやさランクを引き上げるため、こちらの行動が非常に制限されてしまいます。それは
「相手に先に行動されて倒されるから動けない」
みたいな考えにとどまらず、
「ここでこのままこいつを倒しちゃったら、後ろのあいつのダイジェットで負けちゃうな…」
みたいな、控えのひこうポケモンのせいで目の前のポケモンを倒せない、なんて制限も付き纏ってきます。 ・・・(☆3)
以上☆1〜3をまとめると、
・数が多い
・弱点を突きづらい(突けない)
・個々な別の対策が必要
・ダイジェットが強い
これが私が自分なりに整理してみた、御三家統一がひこうタイプがつらくなるメカニズムです。
ではこの結果を元に一体どうするか、というと、
2番目・4番目はゲームの仕様上、システムが根底から覆らない限りどうしようもない部分です。
1番目は、環境やその時々の流行に左右されるものであり、やはり自分でどうこうできるものではないでしょう。
そうなると可能性があるのは3番目ですが、結局
「どのポケモンをどの程度、全体で何パーセント対策するか」
を、自分で調整しながら変えていくしかないと思います。これだけ書き連ねて結論が「流行を勉強して・対策を考案して・チームをアップデートする」では当たり前すぎて味気ないですが…。
思えば6世代の前半はファイアロー、中・後期はボーマンダやボルトロス、7世代はカイリューやランドロスなど、いつの時代も御三家統一はひこうタイプに苦戦を強いられてきました。その度に対策を考案し立ち向かっていった先達の知恵をできる限り吸収し、次に繋げる決意を表明して、この記事を終わろうと思います。
ダラダラと書いた文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました!